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梶ヶ森大師祭

県立指定公園の梶ヶ森の中腹(標高1100m)に定福寺の奥の院があります。この梶ヶ森は、以前は”加持ヶ峰”と呼ばれていたように、弘法大師空海が若年のころ修行した山として伝えられている山であります。以前は、修験者達が多くいましたが、現在は修験はしておりません。
 ”宝物館”でも紹介しておりますが、ここには十一面観音さんがいらっしゃられます。また奥の院の更に奥に御影堂があり、ここでは虚空像菩薩様から頂いた剣をを持ったお大師様が御祭りされております。
定福寺の奥の院の下には”竜王の滝”があり奥の院から御影堂に登る登山道は ”ゴロゴロ八丁”と言って梶ヶ森登山の名所の道になっています。
その奥の院で毎年旧暦3月21日(今年は4月25日)に護摩供養が行われます。

定福寺の御影堂は定福寺三十一世住職 釣井龍震の頃に建てられました。 やはり高山にあるため湿気が多く、木造のお堂としては大変です。今年に入り、御影堂の屋根の修復をいたしました。何せ岩の間にお堂があり、足場を組むのも大変だったのですが、何とか完成いたしました。そこで、梶ヶ森のお祭りの際、参拝された皆様にも見ていただこうとご案内させていただきました。
ここは梶ヶ森登山の名所のゴロゴロ八丁の終わりに位置しますので、心臓の強い方は是非、参拝されてみてはいかがでしょうか?