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定福寺節分星祭り 大護摩祈祷について
定福寺では毎年節分に、節分星祭りをおこない、大護摩祈祷を厳修致しております。
星祭りは、真言宗では星供ともいわれています。これは弘法大師が請来された『宿曜経』に由来しています。古来より密教では、修法や灌頂、仏像を造る時など大事な儀式を行うための日時や場所の選定は、大切にしてきました。吉日を選定することは阿闍梨の資質が問われる大切な作業とされていたようです。
定福寺では妙見菩薩を本尊に迎え、星曼荼羅を掲げ、本命星(ほんみょうじょう)と当年星(とうねんじょう)の大護摩祈祷を執り行います。
妙見菩薩は、北極星や北斗七星を司る天部の仏さまです。
本命星は、北斗七星を形成する七つの星の貧狼星(子)、巨門星(丑・亥)、禄存星(寅・戌)、文曲星(卯・酉)、廉貞星(辰・申)、武曲星(巳・未)、破軍星(午)のことをいいます。これは、生まれた年に関係していますので、この星は変わりません。
当年星は、1年ごとに巡る星のことで、正式には当年属星といいます。
これらの星々を供養し、国や個人の1年間の幸福を祈り、災いを除く祭りが、星祭りです。
星は節分より新しくなるとされているために、節分に星まつりが多くの寺院で執り行われています。
法要の最後には毎年福男福女(厄年の方)により豆まき、福木等を撒かせていただいております。福木の中には、宝くじなどの福物が入っています。