
万葉集での花の呼び名 | つきぐさ |
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日本名 | ツユグサ(アオバナ、ボウシバナ、カマッカ) |
題詞 | 臨時 |
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訓読 | 月草に衣ぞ染むる君がため斑の衣摺らむと思ひて 作者不明 7巻1255 |
原文 | 月草尓 衣曽染流 君之為 綵色衣 将摺跡念而 |
仮名 | つきくさに ころもぞそむる きみがため まだらのころも すらむとおもひて |
左注 | (右十七首古歌集出) |
校異 | 綵 [元][類] 深 |
事項 | 雑歌 作者:古歌集 臨時 恋歌 植物 女歌 |
歌意味 | ツユクサ使ってこの衣 あなたのために染めましょう きれいな色の摺り染めの衣にしようと思うので |
解説 |
月草:ツユクサの古名。青色の花を用いて衣を染める。 いろどり衣:色染めした衣。 摺る:型木に布を当ててその上から染料をこすりつけ、模様を染め出す。 |
分類 | :ツユグサ科 |
開花時期 | :6月〜9月 |
道ばたや荒れ地に生える一年生草本。日本名の露草は露を帯びた草の意味。青花は花弁の色により、帽子花はぴったりくっついた苞葉の様によるもので、カマッカの意味は不明である。ツキグサは古名。着草の意味で、花で布を刷り染めしたからである。月草と書くこともある。[新分類牧野日本植物図鑑 2017:300]
薬草
鴨跖草(おうせきそう)
開花期に全草を採取し、水洗い後日干しにする。
<成分>アントシアニン<薬効>解熱・下痢・扁桃炎・のどの痛み・湿疹・かぶれ<使用方法>解熱には、乾燥した全草4~6gを1回分とし、カップ1半の水で半量になるまで煎じ服用。下痢には乾燥した全草10~15gを一日量としカップ3の水半量になるまで煎じて三回に分けて飲む。扁桃炎・のどの痛みには、全草15gをカップ3の水で半量になるまで煎じ、その液でうがいする。湿疹、かぶれには鵜飼駅とおなじものをさましてから冷湿布として用いる。[増田和夫 2006:28]