
万葉集での花の呼び名 | ほほかしわ |
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日本名 | ホオノキ(ホオガシワノキ、ホオガシワ) |
題詞 | 見攀折保寶葉歌二首 |
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訓読 | 我が背子が捧げて持てるほほがしはあたかも似るか青き蓋 作者 恵行 19巻4204 |
原文 | 吾勢故我 捧而持流 保寶我之婆 安多可毛似加 青盖 |
仮名 | わがせこが ささげてもてる ほほがしは あたかもにるか あをききぬがさ |
左注 | 講師僧恵行 |
校異 | なし |
事項 | 天平勝宝2年4月12日 年紀 作者:恵行 植物 氷見 富山 遊覧 |
歌意味 | あなたが捧げ持っているほほがしはは、まことによく似ていますね。青いあの蓋に。 |
解説 | ほほがしはを蓋に見立てて家持を讃えた歌です。「わが背子」は家持をさし、「青き蓋」は貴人などの後ろからさしかける大型の傘。青い蓋は最高位の人が用いるもの。ほほがしははホオノキの古名で逆さ卵型の大きい葉を持っています。[矢富巌夫 1996:87] |
分類 | :モクレン科 |
開花時期 | :5月頃 |
山地や平地の林中に生える日本特産の落葉高木。5月頃、香りの高い大形の花を枝の端に開く。花は黄色をおびた白色。材は軟らかく、きめが細やかなので、昔から刀の鞘や賞用され、また版木などに用いられる。葉は食物を包むのに用いる。古名のホオガシワは多分昔この葉に食物を盛ったのによるのであろう。今日でもなお食品を包むのにこの葉を使う地方もある。[新分類牧野日本植物図鑑 2017:173]
薬草
厚朴(こうぼく)別名和厚朴(わこうぼく)
6~8月頃、幹や枝の樹皮を剥ぎ取り、日干しにする。中国産と区別するために和厚朴という
<成分>アルカロイド・リグナン・精油<薬効>咳・たん・胃炎・利尿・むくみ・つわり<使用方法>厚朴は単体で利用されることはほとんどない・咳・たん・胃炎・利尿・むくみ・つわりなどには、厚朴3gと半夏5g、茯苓(ぶくりょう)5g、蘇葉(そよう)2g、生姜3gを混ぜたものを半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)といい、これを一日3回食後30分くらい服用する。[増田和夫 2006:82]